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あの企業はなぜ、オンラインでも人材育成がうまく行っているのか? 「テレワーク先駆者百選」に認定された、「マナラ化粧品」のランクアップ人事に伺ってみた

トレンド・プロ
トレンド・プロは人が心でキャッチするマンガコンテンツを軸に、あらゆる企業課題のトータルプロデュースを目指す企業です。
その中でも、人材の流動性の向上・テレワーク推進などの影響から特に昨今は、「社内をどう活性化させるのか?」といった組織課題に頭を悩ましている経営戦略・人事担当の方々が多くいることを実感しております。
そこで、トレンド・プロの事業企画プランナー伊勢村が、今話題の経営戦略・人事のプロに、組織づくりの考え方や組織活性化のための施策を伺い、組織課題解決のヒントをお届けします!

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(プロフィール)
瀧澤朋美さん…2017年ランクアップ中途入社。「7つの習慣」の資格保有。人事総務課長として、組織開発/採用/能力開発/人事制度を担当。2004年リンクアンドモチベーションの新卒3期として、採用コンサルティング職/中堅ベンチャー経営者向け組織コンサルティング営業職経験。
森田健一さん…内定者育成や組織開発のプロジェクトメンバーの傍ら、フレッシュ人事チャンネルという就活Youtuberとして企画・運営・登壇。その活躍ぶりからNewsPicksにも取材をされる、異例の新卒2年目人事ルーキー。

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社員全員が製品愛を語れる会社

ーーまず、ランクアップの事業内容について教えてください。

森田さん:ランクアップでは、「たった一人の悩みを解決することで、世界中の人たちの幸せに貢献する」を経営理念に、化粧品の開発・販売を行っています。弊社を代表する商品、ホットクレンジングゲルは累計販売本数1700万本を突破。温感クレンジング市場では50%を超えるシェアを誇っています(2021年TPCマーケティングリサーチ調べ)。

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実は、このホットクレンジングゲルもランクアップ代表・岩崎の悩みを解消するために生まれたものでした。岩崎一人の悩みから生まれたクレンジングゲルが、今では多くの方に支持される製品となりました。

ーー入社される方の中には、ランクアップの化粧品を愛用されている方も多いそうですね。

森田さん:社員全員が自社製品に誇りを持っています。もともと製品のファンで入社された方はもちろん、入社後に研修を受けて製品を好きになる人もたくさんいます。

弊社には、各ブランドの開発担当者から話を聞く研修があるんです。「どうしてその商品を創ろうと思ったのか」「開発にはどんな苦労があったのか」実際に開発に携わった担当者からストーリーを聞くと、製品が愛おしくてしょうがなくなるんですよね。社員全員が製品愛を語れるのは、弊社の特徴の1つだと思います。

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いかに“自分ごと化”できるかにこだわった研修

ーー人事ではなく、製品開発担当者から製品知識や開発秘話を学べる研修は珍しいかもしれません。その他にも、ランクアップの新入社員研修には他社では見られない特徴的なものが多いそうですね。

瀧澤さん:ランクアップでは“理念”の理解を重要視しています。そのため、毎年の新入社員研修では、理念関連の研修だけで3日もあるんです。そして、学んだ後は即アウトプットする場を設けています。

【株式会社ランクアップ企業理念】
たった一人の悩みを解決することで、世界中の人たちの幸せに貢献する。

ーー“アウトプットする場”とは、どのようなものなのでしょうか。

瀧澤さん:研修で理念についてひととおり学んだら、今度は自分が講師となって内定者向けに理念の研修を行うんです。それも、研修を受けて数日後とか……。インプットした後、すぐにアウトプットの機会があるから身につくんですよね。

座学だけだと、理解したつもりになっているだけの場合も多い。弊社の研修は、いかに“自分ごと化できるか”に重きを置いて企画しているんです。

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ーー確かに、人に教えることでより知識が定着しそうです。しかし、アウトプットの場が“講師”のみだと、機会が限られてしまいますよね。他にもアウトプットの場はあるのでしょうか。

森田さん:研修期間中は毎日、研修を受けて学んだこと・気付いたことを“気付きファイル”に記録しています。そこに新入社員が書いたことを受けて、社内の各部署の役職者たちがフィードバックを行います。役職者のコメントを見て、新入社員は新たな気付きを得られるんです。

また、ファイルは自分以外の同期のものも自由に閲覧できるようにしています。同じ研修を受けて、他の同期はどう感じたのか。何を学んだのか。自分とは違う視点を知ることで、学びは何倍にもなっていきます。

ーーその他、新入社員研修でこだわっていることがあれば教えてください。

瀧澤さん:“誰が研修するか”にもこだわっています。人事担当者がすべて研修することもできますし、実際そうしている企業も多くあります。でも、人事ではなく現場の社員が研修をするメリットって実はたくさんあるんです。

例えば、製品に関する研修は、人事よりも製品開発担当者が行ったほうが製品愛を伝えられます。また、現場の社員が研修を担当することで新入社員との関係値が築けるため、研修終了後の現場配属がスムーズにいきやすくなりますね。

“オンラインだからこそ”できる研修がある

ーー2020年以降、新型コロナウイルスの流行によって、急遽多くの企業が新入社員研修をオフラインからオンラインに切り替えることとなりました。ランクアップではどうでしたか?

森田さん:弊社もオンラインで研修を行っていましたね。実は、僕が入社したのはちょうど急遽オンライン研修を始めた2020年なんです。当時は多くの企業が馴染みのないオンライン研修に苦戦していたと聞いてますが、僕が受けた研修ではオンラインのデメリットは全く感じなかったですね。

ーー当時、どの企業も手探りでオンラインに移行していたと思いますが、ランクアップではどういう点を意識して研修を企画していったのでしょうか。

瀧澤さん:オンラインでは、複数人が同時に発言することが難しいため、オフラインよりも口を開いてもらうハードルがどうしても高くなってしまいます。そうすると、オフラインの研修のように人事が積極的に研修に介入していくと、“受け身”になってしまうんですよね。だから、オンラインの研修では私たち人事が丁寧にインプットすることを極力控えるようにしました。

ーー具体的には、どんな研修を行ったのでしょうか。

瀧澤さん:弊社では、“生産性高く働くこと”を大切にしていて、新入社員には研修でその重要性を伝えていました。でも、人事から一方的に「生産性高く働くことが大事ですよ」って言われてもピンとこないじゃないですか。

オンライン上で自分ごと化してもらうにはどんな研修がいいのか考えた結果、「生産性高く働くことが大切だと感じられるような研修を内定者向けに作ってください」というミッションでグループワークを実施したんです。成果物については、人事からフィードバックを伝えるだけではなく、後日役職者向けにも披露して、社員にも気付きを伝播出来るよう工夫しました。

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森田さん:僕はそのグループワークに参加した側でしたが、どんどんアウトプットを出していかないと形にならないから、ワーク中はぼうっとする時間は一瞬もなかったですね(笑)。

僕たちが作った研修は、実際に内定者研修に使われることが決まっていたから、とにかく全員たくさん喋ってたくさん考えて、必死にワークに取り組んでいました。オンラインの研修でも、やり方によってはこんなに自分ごと化して取り組めるんだと思いましたね。

同期一丸となって取り組むスタイルの研修が多かったから、オンライン上でもすごく仲良くなりましたし、どの研修も自分ごと化して取り組めたから、現場配属後もスムーズに実務に入っていけました。

ーーオンライン上の研修で、他に工夫されたことはありますか?

瀧澤さん:オンラインでは雑談がしづらく、新入社員の素直な気持ちが見えにくいなと感じていました。だから、業務開始時と終了時にあえて15分ずつ雑談をする時間を設けたんです。そこで話すことは何でもよくて。「今日食べたこれ美味しくておススメだよ」とか、「昨日パートナーと喧嘩した」とか。仕事には関係ないプライベートなことを話す時間を作ったことで、オンラインでも心理的安全性を作れたかなと思います。

ーー多くの企業がオンラインでの新入社員研修に頭を悩ませる中、なぜランクアップでは早い段階からオンラインに適した研修スタイルを生み出し、成果をあげることができたのでしょうか。

瀧澤さん:新型コロナウイルス流行前までは、弊社にはテレワークの制度がありませんでした。だから、急遽研修を全てオンラインに移行しなければいけなくなったときは他の企業と同様に大変でしたね。

でも、コロナ禍に限らず、仕事って何でも制約条件がありますよね。その制約下で何ができるかを考えるのが大事だと思うんです。今回も、“オンライン”という制約ができたけれど、きっと「オンラインだからこそできること」があるはずだと思って、研修を企画していきました。

研修を受ける立場だけでなく、企画する立場の私たちも“自分ごと化”して考えられたことが、コロナ禍でも人材育成がスムーズにいった要因なのかなと思います。

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インタビュー 伊勢村幸樹(トレンド・プロ)
執筆 仲奈々
漫画 田丸こーじ
インタビュー後記
実は、私自身、MANARAのサプリメントやシャンプー、メンズブランドR_hommeの美容液を愛用しているこの会社のファンである。
(サプリの効能をあまり実感したことのなかったけれど、このサプリを飲むと本当に目覚めがいい‼シャンプーは1万円のもの一度使ったがそれよりも洗いあがりがよい、何故だ!!化粧水は使うと顔も服もビチャビチャにしてしまうがR_hommeの美容液はジェル状で液垂れせずそれでいてベタベタしないので気持ちがいい、もちろん乾燥からお肌を守ってくれる!!)
更に言えば、私の母もホットクレンジングゲルを長年愛用している。
親子そろって健康や容姿を保つためにお世話になっている。
そんな化粧品ブランドを展開する株式会社ランクアップの森田さんと縁があり、昨年知り合った。
パワフルであり、チャーミングであり、誠実。人としての魅力に満ち溢れ、新卒2年目ながらも大きな成果を残している彼が属する組織に興味を持った。
今回、取材をさせていただき、この成長を続ける組織の原動力は“理念”と“それを体現する人”だと感じた。
1回目に取材をさせていただいたトリドールホールディングスと同様に成長企業は本当に理念が徹底されている。
そして、今回取材をさせていただいたお二方はその理念の1番の体現者ではないかとインタビューでの配慮や発言、考え方から感じられた。
だからこそ、情緒的な情報でオンライン上で浸透を図るのは難しそうに思える理念教育をユニークな発想によって徹底できている。
コロナ禍という困難な時代ではあるが、だからこそ向かうべき先として理念を指し示し、それを環境に捉われず徹底することが大切だと実感するインタビューだった。(執筆:伊勢村)


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