「広報は、営業だ!」2.6万フォロワー広報に学ぶ、フルリモートでの広報活動
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「広報は、営業だ!」2.6万フォロワー広報に学ぶ、フルリモートでの広報活動

こんにちは!トレンド・プロ広報の絹巻です。

長引くコロナ禍で、リモートワークにもだいぶ慣れてきました。約1年前は「リモートワーク」と聞くと、得体の知れないような感じがしていましたが、この1年で、随分働き方の概念が変わりましたね。

今読んでくださっている皆さまの中にも、リモートで仕事をされている方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、5年前からリモートでの働き方を推進し、現在は400名の社員がフルリモートで勤務している株式会社knitの広報、小澤美佳さんにリモートでの広報業務についてお話を伺ってきました!

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株式会社knit
https://knit-inc.com

小澤美佳さん
https://twitter.com/mica823

日本の「生きる」「働く」を変えたい

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絹巻:まずは小澤さんの大まかな経歴についてご紹介をお願いします。

小澤:2008年にリクルートに入社してから10年間、HRの営業として働いていました。2018年に退社して、中米のベリーズという国に移住をしました。

絹巻:ベリーズではどのような仕事をされていたんですか?

小澤:観光業です。カリブ海やジャングル、マヤ遺跡があったり、ベリーズはすごく面白い国なんです。最初は日本人の社長さんがいる会社で働いていたんですが、やっぱり自分でやりたいなと思って、現地で起業も経験しています。

ただ、もともとHR畑でずっとキャリアや採用、組織、マネージメントと向き合ってきたので、その領域をもう1回ちゃんとやりたいと思うようになりました。

中米に住んでいると、仕事よりも家庭をかなり重視していたり、一方で2~3歳のお子さんがいるのにお母さんが普通に夜遊びしていて「でも、家でみんないるから」「親戚や誰かが見てるから」と考える方も多いんです。

そういう文化を見ていると「あれ?日本の働き方、生き方ってまだまだ固定概念にとらわれているのかも」と思うようになりました。

そんな背景もあって、2年前に私は日本の「生きる」「働く」を変えることに貢献したいという思いでknitに入社しました。

「オンライン散歩」で社員との関わりを増やす

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絹巻:knitさんはフルリモートで活動されていますが、リモート環境での広報活動に向いている人はどのような方だと思いますか?

小澤:そもそも、広報活動でリアルじゃないといけないことは、テレビの取材くらいしかないと思いますね。他には、記者さんにアポを取るとき、その方と過去に名刺交換していたりランチをご一緒したりしていると、よりコミュニケーションがしやすくなる…くらいでしょうか。内部のことに関しては、自分のやり方次第なのでオフラインかどうかはそれほど影響しないと思います。

広報活動に向いている人は、オンライン・オフラインどちらであっても「関係性を作る」「ネタを拾ってくる、もしくはつくり出す」ができる人だと思います。

向いている人は世の中の潮流をとらえて、内部との関わりの中で「え、それさ、ちょっとプレスリリースにさせてよ!」とネタを拾うことが上手です。

いいネタを見つけるためには、社員との接点を増やすことが大切です。オンラインだとしても、いろんな会議やコミュニティにふらっと参加したり、「ちょっと1on1しようよ」「ちょっとオンラインランチしようよ」と声をかけたりしてコミュニケーションの機会を増やします。

私はよく「オンライン散歩」って呼んでいるんですけど、これがオンラインで広報をうまくやるコツだと思いますね。


絹巻:オンライン散歩、いいですね。頻度はどれくらいですか?

小澤:社員の予定表を見て「これ面白そう!」と思ったものに参加しているので、頻度は特に意識していないですが、平均すると週に2~3個ぐらいですかね。オンラインランチや1on1も同じくらいの頻度です。

未経験からの広報活動スタート

絹巻:広報として活動し始めたのはknitに入社してからですか?

小澤:そうです。1年前に広報を立ち上げたばかりで、それまでは全くの未経験でした。

絹巻:当初からオンラインだったと思いますが、最初にぶち当たった壁や、逆にオンラインでよかったと思うことはありますか?

小澤:ぶち当たった壁も何も…そもそもセオリーが分からないし知らないし、コネも人脈も何もない状態だったので…砂漠のように、何もない状態でしたね(笑)

オンラインで逆によかったことは、例えばFacebookでいろんなコミュニティを探して繋がりを増やして、その人たちに「どうやっているの?どうやっているの?」と積極的に相談できたことですね。

お恥ずかしいんですけど、最初の頃はプレスリリースを「新商品のリリース」のことだと思っていて(笑)皆さんよくそんな頻繁にリリースできるな…と不思議に思っていました。

絹巻:(笑)

小澤:なのでコミュニティで「本当にすみません、私、本当に何も分からないんで、全部教えてください!」と、いろんな人に教えてもらったりして。

社内でもオンラインだと気軽に「ちょっと15分話をさせてください」とか「ちょっとこれプレスリリースを見てください」などの相談をしやすいのは良いなと思っていました。

絹巻:何もないところから、オンラインの繋がりを通じて知識を増やしていったんですね。


広報は、営業だ

小澤:さっきは「何もない、砂漠のようだった」と言いましたけど、よく見てみると砂漠の中にめっちゃダイヤ落ちてんじゃん!と思うことがありました。会社の中に、実は原石がいっぱいあったんです。

例えば、私たちは5年前からフルリモートでやってきていて、忘年会とか、お花見、入社式…オンラインでいろんな社内行事をずっと前からやっていたんですよね。

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絹巻:確かに、コロナ前からその取り組みをされているのは興味深いですね。

小澤:オンラインでのチームのつくり方、仕事の進め方、マネジメントなどの経験をずっと溜めてきているので、発信するなら今でしょ!と思いました。会社のみんなが今までつくり上げてくれたものがあったので、広報としては本当にやりやすかったですね。

コネも人脈もノウハウもありませんでしたが、営業力で突っ走りました。マスコミ帳を開いて、上からダーッと電話掛けして1日30〜40件、多いときは100件くらい…

絹巻:すごい…!まさに営業力ですね。

小澤:広報は、本当に営業だと思いますね。扱う対象はサービスではなく会社ですが。自分が誰よりも会社のファンでないと、メディアさんにも熱く語れないと思います。

ただ唯一、広報と営業の大きな違いは環境が変わるスピードだと思います。広報はすぐに情報の鮮度が落ちて、3ヵ月経つとかなり古くなる情報があったり、逆に発信するにはまだ早過ぎる情報もあったり。

トレンドを読みながら、タイミングを見極める必要があります。ここが広報の難しく、面白いところだと思います。


「トレンド」と「嗅覚」で自社の魅力を発掘する

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絹巻:自社に眠っている魅力を発掘しようとしても、まさに砂漠のようにざっと見渡す限りでは全く見つからない…と悩む広報の方も多いと思います。原石を見つけるために、大切なことは何だと思いますか?

小澤:「トレンド」と「嗅覚」ですね。

トレンドについては、例えば緊急事態宣言明け、GoToのタイミングだと「ワーケーション」が注目されやすいと思います。ワーケーションというと個人フリーランスのイメージが強いですが、会社として実施するとなると、これはニュースになるかなと思って。

GoTo前ぐらいに私が1人で沖縄に行って、沖縄の県庁に突然おじゃまして「ワーケーションをやらせてください!」と相談して、ご協力いただくことになりました。

絹巻:すごい!

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小澤:弊社代表の秋沢と数名のメンバーを引き連れて沖縄に行って、1週間ぐらいかけて企業ワーケーションを行なったんです。こうすると、タイミングがいいのでメディアが取り上げやすくなります。

ワーケーションの取り組みを記事でご紹介いただくにあたって「会社のメリット・デメリット」って絶対みんな気にするじゃないですか。そういう取り上げられそうなネタを事前にいくつも用意して、代表に何を話してもらうか考えたり、しっかり準備します。

絹巻:トレンドを見て、社内を巻き込みながら進めているんですね。

小澤:もう1つの「嗅覚」は、社内では当たり前でも、社外に発信すると注目されることを見つける能力です。

例えば、弊社はフルリモートなんですけど、代表の秋沢が新入社員の家族に会いに行くことを結構昔からやっていて。

「こんな小っちゃな会社に入って、ご両親も不安だろう。だから、俺はちゃんと説明しに行きたいんだ」と、わざわざ鳥取に会いに行ったり、名古屋、兵庫に行ったり。

私はそのことを知って「これ、ニュースじゃない?」と思ったんです。秋沢は、話題になるほどのことではないだろと言っていましたけど。私も同行して写真も撮って、このことをプレスリリースで紹介してみたらTwitterでかなりの反響がありました。

絹巻:社外から見ると愛される要素でも、本人にとっては当たり前だと感じることは意外と多いかもしれませんね。

フォロワー2万6,000人!広報ツールとしてのTwitter活用法

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絹巻:小澤さんはTwitterのフォロワーが2万6,000人(2021年9月現在)もいて、広報として積極的にSNSで発信されていますね。

小澤:
Twitterにはかなり力を入れてますね。日本に4,500万人のユーザーがいて、その中で発信をする、自分たちの言葉で自社を知ってもらうことは、これからの時代にとても重要なことだと思っています。

1ツイートは140文字しか書けませんが、逆にライトだからこそ、みんなと繋がりやすいと感じます。特に私の場合はHRや経営者、管理職、営業職、広報など、ある程度のセグメントに合わせたコミュニティをどんどんつくって、そこの中で発信をして届けられているので、とても良いツールだと思っています。

それに、最近だとテレビもラジオもWEBメディアも、みんなTwitterアカウントを持っているじゃないですか。

絹巻:メディアとの接点づくりにも活用できるのでしょうか?

小澤:そうですね。その人たちが私のnote記事についてツイートしてくれるのを待ちます。もしツイートしてくれたら、それを私が引用リツイートします。そうするとメディアさんのフォロワーやPV数が増えるので感謝していただくことがあったりします。逆にこちらが「ありがとうございますっ!」って感じなんですけど。

セグメントに合わせたコミュニティを作りながらフォロワーを2万5,000人くらいまで増やせると、SNSの可能性はどんどん広がると思いますね。

絹巻:note記事やプレスリリースなど、自分からの告知ツイートも積極的にするようにしていますか?

小澤:note記事や寄稿、取材していただいた時は告知しますが、プレスリリースは月に15~16本、多い月は29本も書いていたので…。

絹巻:そんなに!

小澤:さすがに収拾がつかないので、プレスリリースの告知はほぼしていません。

でもプレスリリースのエゴサーチは頻繁にやっています。弊社のプレスリリースについてツイートしてくれてる人を見つけては「ありがとうございます!」と言って引用リツイートしたりするので。他のメンバーが「今日のエゴサです」と調べてくれて、それを選別しながらやっています。広報マンはもうTwitter必須だろうなって私は思いますね。

絹巻:他のメンバーにも協力いただきながら、広報ツールとして積極的に活用しているんですね。インタビューは以上です。ありがとうございました!

株式会社knit
https://knit-inc.com

小澤美佳さん
https://twitter.com/mica823
https://note.com/micakozawa/

株式会社トレンド・プロ
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