
GMOグループ企業「サービスを改めて言語化することができた」‼広告マンガづくりがカスタマージャーニーを見直すきっかけに!
プロデュース部の伊勢村です‼
今回は、広告マンガづくりはマンガができるだけでなく、「+αの価値」があることを紹介したいと思います。
“物語づくりはマーケティングに役立つ”というお話ですので、広告マンガに興味がない方にもマーケティングの参考にぜひ読んでみていただけると嬉しいです。
まず、スタンダードな広告マンガは
・何かしらの課題を持っている主人公が商品・サービスの力によってその課題を解決していくという物語構成
で成り立っています。
非常にシンプルな構成ではありますが、
よりターゲット層に響く内容に仕上げるためには、
ターゲットのことをよく考えて
★彼らがどんな人なのか?(年齢・趣味・収入・学歴・服装)
★課題とどう向き合っているのか?(悩んではいるが放っておいてもまだ大丈夫/緊急な課題/課題は理解しているがそれを周り(上司)などにどう説明していいのかわからないなど)
★どんな魅力のある商品、サービスだったら受け入れるのか?
★どんな風に紹介されたら受け入れられやすいのか?(お洒落なお店でおすすめされる/紳士的な営業マンに説明される/親しみやすい友人から進められるなど)
★説明を受けたとしてどんな反応をするのか?(他の商品やサービスもいいのでは?と比較する/即断即決する/そんなうまい話があるなんてことはないと疑うなど)
★商品、サービスによって彼らの人生はどのように変わっていくのか?(課題が解決しその悩みから解放された時間で新しい挑戦ができるようになった/自信がつき仕事もうまくいくようになった/モテるようになったなど)
などなど、いろいろなことを考える必要があります。
つまり主人公の設定を考える過程で、ペルソナを再定義することができるのです。
マンガのキャラクターとして考えるので、普段とまた違った角度でターゲットの見直しができ、またそれに楽しく取り組めます。
そして、ストーリーを作っていく過程。
マンガは、言葉で発せられるセリフ以外に“心の声”も描かれており
彼らの言葉に出せない心情についても考えることができます。
表面的に発せられる言葉や回答通りに必ずしも人が行動するとは限りません。
言葉にならない心情を察してこそ、彼らの消費行動を変えられるのではないでしょうか。
このような広告マンガ制作の過程は、
広告マンガの制作担当であるマーケティング担当者だけでなく、商品開発の担当者、営業担当者など(時には全社の)幅広い職種の方を巻き込んで制作が進むこともあります。
そういった際には、広告マンガづくりを通じてその会社の商品・サービスの価値が見直され、その後の商品・サービスのセールスや開発、プロモーションに変化を及ぼすことがあります。
実際に、不動産業界向けのDXサービスを展開するGMO ReTech様の“DXの必要性と自社サービス導入のメリット”についてのマンガを制作した際には、制作過程をこのように振り返っていただきました。
「サービスを改めて言語化することができた」と社内で話題になりましたね。というのも、サービスを立ち上げたばかりで、サービスについてマーケティング担当が考えていること・営業担当が考えていること・プロダクト担当が考えていることが全然違ったんです。でも、マンガのストーリーを作っていくにはお客さんのニーズを深く理解していないとできない。そこで、コンテンツ作りを通して社内で話し合いを重ねた結果、お互いの意見を分かり合え、カスタマージャーニーを固めることができました。(GMO ReTech ご担当者様)
私自身も最近、自社新サービスである「社員ストーリーマンガBATON」を拡販するために、このサービスの広告マンガを作り始めたことで、
このサービスの役割(誰のどんな課題を解決できるのか?)を考え直し、導入をいただけそうなクライントの姿をより具体的にイメージすることができました。
以上、広告マンガ制作は、ただ単に一つのセールスツールが出来上がるだけでなく、それ以上の+αの価値があるというお話でした!