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インフルエンサー漫画家 小林潤奈さん流! 企業タイアップ案件の取り組み方
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インフルエンサー漫画家 小林潤奈さん流! 企業タイアップ案件の取り組み方

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■小林潤奈さんプロフィール
愛知県出身のまんが家。おいしい食べ物やそのアレンジ、アイドル、美容、犬が好き。

ブログでは、グルメや食べ物のおいしいアレンジ、姉をはじめとした家族の日常を描いたコミックエッセイを更新中。ちょっと天然な家族と小林さんのやり取りは爆笑必至。また、グルメ系マンガ「変態ごはん」は、おいしいものを心置きなく楽しく食べたい!という女子に高い人気を誇る。

【ブログ】
http://junna-friedpotatoes.blog.jp/
【Twitter】https://twitter.com/kobayasisters

小林さん流企業タイアップ案件の取り組み方

伊勢村:弊社からも、企業タイアップ案件を小林さんにご依頼していて、小林さんの作り出すマンガは、ストーリーから作画まで、とてもおもしろく、かつ非常に良い結果がでているなと思っております。そういったPR案件を受ける際に、小林さんの中で気を付けていることって何かありますか?

小林:やっぱりPRって付くと、一部のフォロワーさんは疑っちゃうんですよね。なので、普段のマンガとはあまり遜色ない感じっていうのと、企業に媚びた感じにしない、という2点を気を付けています。「もう、これ以外使えない」とか、「これ最高!」みたいな、CMみたいにならないようにはずっと気を付けていて、日頃のちょっとボケた感じとか、共感できるところをちゃんとポイントで含めつつ描こうっていうのはずっとありました。
でも、一番はフォロワーさんに向けてっていうのをブレずにやってましたね。あとはちょっと、表現で困ったら逐一クライアントに相談はしてました。「ここ結構ふざけた感じの流れにしたいんですけど、大丈夫ですか」とか。それと、あんまりボケた感じにしたくないみたいなクライアントさんの場合は、自分のアカウントでは載せられませんって事前に言って、クライアントさんのホームページとか、そこだけで収めておいてくださいっていうのはちゃんと言ってましたね。

伊勢村:なるほど。自分のアカウントでの表現と、企業さんのアカウントなら、その世界観が違いますもんね。

小林:そうです、そうです。クライアントさんのための投稿にならないように。よく「アカウント載せてください」って言われるんですけど、断ることのほうが多いですね。

伊勢村:そうですよね。自分の普段の投稿との関係性を踏まえて、自分のアカウントではなく、企業さんのアカウントに載せるっていうふうな棲み分けみたいなことですよね。

小林:そうですね。

伊勢村:なので、チェジュ航空さんとかは、旅行・観光系だったので、小林さんのフォロワーとも相性がよくご相談しやすかったです。化粧品会社のお仕事のときも。
私も編集ディレクションの立場に立っていると、クライアントさんから「こういう商材なんだけど」っていろいろ言われるケースがありますが、やっぱりそこは作家さんの普段の投稿を踏まえるとちょっと違和感出るなっていう場合が結構ありますね。

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伊勢村:少し本題とは逸れますが、そもそもマンガを描き始めたきっかけは何だったんですか?

小林:私が大学生の頃にお姉ちゃんが上京したことがきっかけでした。お姉ちゃんは初めての一人暮らしで、「寂しい」って言ってたので、2人の思い出を絵日記にしてお姉ちゃんに随時送ってたんですよ。「こんなことあったから、思い出して笑ってね」みたいな感じで送ったら、お姉ちゃんが、「もうこれはすっごいいいから、SNSとかに載せたほうがいいよ」って言ってくれて。私は誰かに見てもらいたいっていうよりかは、お姉ちゃんのためにいつか本にしたいなっていうのをずっと思っていました。
 でも、描き始めたらやっぱりいろんな人が応援してくれるようになったので、きっかけはお姉ちゃんのためだったんですけど、最終的にはお姉ちゃんを含むたくさんの人に向けて描くようにマンガを描くようになりました。

伊勢村:それが5年ぐらい前ですかね?

小林:そうですね。21歳とかのことなので、5年ぐらい前だと思います。

伊勢村:絵は日常的に描かれていたんですか?

小林:いや、もう、壊滅的に下手で。

伊勢村:えーっ。そんな。

小林:(笑)めっちゃ下手でした。ほんと、ふざけてるぐらい下手くそで。なんですけど、何も知らないほうが自信を持てていたので、何も知らないまま東京の出版社に持ち込みに行って見てもらったりしてました。

伊勢村:そうなんですね。当時っていうのは、アナログで描かれてたんですか? それとも、iPadとかなんですか?

小林:一番最初はノートですね、アナログで描いてて、途中でもうデジタルをちゃんと買って、何の目星もないのに、「私はきっとこれで食べていくから、機材を買ってくれ」みたいなことを親に熱弁して買ってもらって。(笑)

伊勢村:なるほど。

小林:はい。出世払いにしてみたいな感じで。
どちらかと言うと、私は小説とかエッセイとかを書くタイプだったので、マンガとかそういう系は眼中になかったんです。でも、ずっと出版社で働いてみたいとか、作家になりたいという希望はありましたね。思ってたのと違う作家になりましたけど。(笑)
伊勢村:なるほど。当時考えていた作家像とまた違う、漫画家さんというスタイルで。
小林:そうですね。


伊勢村:大学を出られて就職するっていう選択肢もあったかと思うのですが、そうではなくマンガを選んだ理由はありましたか?

小林:大学生のときに紙面での1回デビューしたときですかね。そのときに、私はとにかく仕事ができない人間で。どこのアルバイトに行ってもずっと迷惑掛けっぱなしっていうのが1個ありました。なので、ずっとクリエイターにはなりたいと思ってて。そこで、出版社でのデビューが決まったときに、もう私は脳みそ単細胞だったので、「じゃあ、もう、就職しなくていいじゃん!」みたいになって。(笑)私は絶対これで食べていけるからっていう変な確信で就職はしないで、「私はこれで頑張ります」って言ってました。大学卒業したときに単行本も出てて、その次に出す単行本も決まってたので、トントン拍子に進んでいくのかなってずっと思ってました。ちゃんと原稿料ももらえてるしって。親も、これだけスタートがよく切れてると、なんか「うちの子、大丈夫じゃない?」みたいな、「もう天才!」みたいなふうになって、結局そのあとは全然売れなくて1年半ぐらい実家でニートしてました。
でも、やっぱりこのままじゃ駄目だなっていうのがずっとあって、Instagramのフォロワーは増えてるけど、そのフォロワー数だけでは仕事は貰えないっていう現実がずっと続いてた先で、これはちゃんと企業の方に売り込んだりとかしてお金をもらわなきゃっていうことで、一心発起して東京に引っ越しましたんです。そこから半年ぐらいは自分でアルバイトしつつ、フォロワーさん増やしつつ、企業の方に売り込んだりとかしてました。


ちょっと野蛮!?タイアップ案件を獲得するために取りくんだこと

伊勢村:売り込むって、どういう方法でアプローチされてたんですか?

小林:問い合わせのところから。(笑)

伊勢村:ああー!

小林:はい。会社を調べて、問い合わせフォームがあるので、そこから自分で「私、こういう者で」みたいな。


伊勢村:ほんとにじゃあ、BtoBの営業みたいなかたちですね。

小林:そうです、そうです。Instagramのフォロワー数って、1個の名刺になるので。
私はフォロワーさんの子たちがすごい大好きなので、1個の交流、癒しの場として更新はしてて。プラスαで、今フォロワーこれだけいるので説得力ありますよとか、実績ありますよみたいな感じで名刺代わりにいろんなところに問い合わせしてお仕事もらってましたね。

伊勢村:へえー、なるほど。それは小林さんがコラボしたいなと思う企業にアプローチしていたって感じなんですか?

小林:そうですね。

伊勢村:勝率はどのくらいだったんですか?

小林:いけそうだなっていうところを狙ってたので、ほぼ100%で返事は前向きでしたね。

伊勢村:すごい!

小林:(笑)でも、100%っていうのは、駄目だったらそこで食い下がらずに「じゃあ、こういうのってどうですか」みたいな、雨が降るまで雨ごいをするじゃないですけど。そういうふうにしてやってました。あと、直接会いに行くとかはめちゃめちゃやってました。

伊勢村:えー!企業の宣伝担当者とかですかね。

小林:そうです、そうです。そこから名刺もらって、ダメだったら「ほかにこういうの興味ある人いませんか」みたいな感じで繋げてもらって。

伊勢村:なるほど。

小林:あと、私はアカウントには載せたくないっていうのが結構多かったので、自分の話のつくり方とかギャグセンスとかを見てもらって「じゃあ、ここの商品のマンガを描いてください」とか、そういうふうにしてお仕事もらってました。今もそうなんですけど。そうやって露出を増やしていくと、いろんなほかの企業さんも見るじゃないですか。そこからは向こうから声を掛けてくれることが多くなりました。

伊勢村:すごい行動力ですよね。

小林:いやもう、私明日死ぬかもしれないと思ってて。ほんとに、お金がなさ過ぎて。お金がないっていうのが一番の原動力でしたね。昔の日記とか読み返すと、ほんと、死にそうな日記書いてます。(笑)なんか、今月暮らしていけないわみたいな。このまま死んじゃったらどうしようみたいな、めっちゃ書いてあって。なので、行動力、行動するしかなかったっていうのはありますね。

伊勢村:最近はもう企業のほうから連絡が来るんですか?

小林:そうですね。はい。

伊勢村:最近のお仕事量だと、月何ページぐらい描かれてるんですか?

小林:ブログの収益も今いただいているので、それで換算すると、マンガが20ページ~30ページで、イラストカットも、20~30個とかですかね。

伊勢村:結構多いですね。

小林:そうですね。これプラスαで今は番組の監修とかもさせてもらってるので、執筆レシピの考案だったりとか、会議とかがあります。

伊勢村:ありがとうございます。いろいろとプライベートなところまで突っ込んでしまって申し訳ないです。

小林:いえいえ。ちょっと野蛮なので参考にならないかもしれないです。

伊勢村:そんなことないです。(笑)

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小林さんの強みを活かした、今後の展望とは

伊勢村:今後、もしこういったPRの案件であったり、PRを問わず、企業さんとのタイアップの案件みたいなことで小林さんが取り組むならこういったものに積極的に取り組んでいくのは面白いのかなと思っているものがあれば教えてください。

小林:私はやっぱり食べ物と旅行、この2つの更新頻度が高いので、この2つはしっかりやっていきたいなと。あと、結構言われるのがお洋服のこともすごい聞かれることがあって。

伊勢村:なるほど。

小林:「服どうやって着こなしてますか」みたいな、もう、着こなせてないよって感じなんですけど。(笑)でも、お洋服のこととかも今後もしできたらいいなって思ってます。
あとコスメもすごい人気ですね。

伊勢村:なるほど…。例えば、今後取り組むなら、違うパターンと言いますか、こういうふうにマンガをつくる過程で携わることができたらいいとか、そういったイメージがもしあれば教えてほしいんですけど、いかがですか?

小林:旅行はいま流行ってる、ホカンスって言うんですか。ホテルとバカンスを掛け合わせたステイタイプの旅行をずっとやりたいっていうのはあります。やっぱり時代に合わせたものって考えると。それと食べ物だと、取り寄せ+いろんな人に贈れるもの。

伊勢村:贈れたり、取り寄せかぁ。

小林:みんな、送料で引っ掛かっちゃうみたいで、取り寄せのグルメって送料高いんで…みたいな。たぶん、それって自分のためってなると意外とふんぎりつかない人が多んだと思います。だったらもうプレゼントとして、送料もプレゼント代として含んで、せっかくの贈りものなんだから、多少送料が高かったとしても、良いものをちゃんと贈って喜んでもらえたほうがうれしくない?って言いたいですね。プレゼント用の取り寄せ情報も発信していきたいです。

伊勢村:なるほど。いいですね。確かに、プレゼント目的の。

小林:ちょうど父の日あたりに、すごいおいしい高級食パンを見つけたんですけど取り寄せの場合送料が1,200円ぐらいして少し高めだったんです。でも、この送料をケチるのはもったいないぐらい本当においしいから、良いものにこそ送料を払うべきと思って、みんな父の日の贈り物悩んでたりしたら、ぜひ贈ってみたいな漫画を更新したんです。そしたら数日後に直接お店の方が連絡くださって、かなりの反響があったと言ってもらえました。

伊勢村:へえー、すごい!


小林:「ありがとうございます!」ってわざわざ連絡くださって私も嬉しかったです。このご時世、贈り物のプレゼントで悩んでいる人も多いから、食品通販の会社とコラボして、「この送料は払う価値があるよ」って発信することで何か良い風が吹くんだったら、やってみたいなっていうのはあります。

伊勢村:確かに、料理、取り寄せは良いポイントですね。

小林:今の取り寄せってお肉とかチルドで送るもの、冷凍のものを送るものが多いので、やっぱり送料が高くなっちゃうみたいで。

伊勢村:そうですよね。

小林:わたしもいつか、通販で「変態ごはんセット」とかできたらいいなと思っています。

伊勢村:なるほど、確かに。変態ごはんセット面白いですね。
今日は企業案件のお話から少しプライベートなお話まで、色々とお話くださりありがとうございました!

小林:こちらこそありがとうございます。

伊勢村:また小林さんとお仕事ご一緒できることを楽しみにしています。


マンガをはじめ、様々な才能を発揮されている小林さんの今後の活躍に注目です!

小林潤奈さん
【ブログ】http://junna-friedpotatoes.blog.jp/【Twitter】https://twitter.com/kobayasisters

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トレンド・プロは「マンガコンテンツで感情と行動を変える」を企業理念に、1988 年、“広告マンガ” 事業を 日本で初めて立ち上げました。広告・採用・社内マニュアル・ビジネス書籍などのマンガ制作を幅広く手掛け、約 2,000 社 10,000 件の制作実績を誇ります。